特集:次世代ベーシストの衝撃 — “Rin”という存在
――都内スタジオにて
インタビュアー(I)
まず最初に感じたのは、その演奏の“圧”です。スティングレイをかなり低く構えて、ヘッドを立ててソロに入るあの瞬間、視覚的なインパクトだけでなく音も一気に前に出てくる。あのスタイルはパフォーマンスとして作っているのか、それとも自然にそうなったものなんでしょうか。
Rin
半分は無意識で、半分は意図的ですね。低く構えると身体の使い方が変わるし、ヘッドを立てると視線が上がって観客とぶつかる。その瞬間に自分の中のスイッチが入るんです。結果としてピッキングの強さやタイミングも変わって、“前に出る音”になるので、見た目と音がちゃんと連動してる感覚はあります。
I
なるほど。音と身体の動きが直結しているわけですね。一方で、長く伸ばした髪やレザー主体の衣装もかなり攻撃的な印象です。あえて“整えない”方向に振っているようにも見えますが、そのあたりも音との関係を意識しているんですか。
Rin
かなり意識してます。綺麗にまとまっている状態だと、自分の中でブレーキがかかるんですよ。髪が乱れて視界に入るとか、衣装が少し重いとか、そういうノイズがある方が演奏に勢いが出る。見た目だけ尖らせるのは意味がないので、“この音ならこの姿になるよね”っていうところで揃えてます。
I
プレイ面で言うと、テクニカルに詰め込むというよりは、シンプルなフレーズを強いニュアンスで押し出すタイプに感じました。バンドの中での立ち位置も含めて、どこに一番重きを置いているんでしょうか。
Rin
“抜けるかどうか”が全部ですね。どれだけ速く弾けても、バンドの中で埋もれたら意味がない。だからフレーズ自体は削って、その分アタックや間の取り方で存在感を出すようにしています。ライブだと特に、その一音で空気が変わるかどうかが重要なので、そこに集中してます。
I
最後に、これから先のビジョンについて聞かせてください。かなりライブ志向のプレイヤーだと思いますが、その先に見ているものはありますか。
Rin
大きな目標を細かく決めているわけではないですけど、“音で覚えられる人”にはなりたいですね。誰が弾いてるか見なくても、「これRinだな」って分かる状態。それがライブでも音源でも成立するようになれば、自然と次に進める気がしています。
■ 基本思想(重要)
- 芯は“クリーン+強いアタック”
- 歪みは「常時」ではなく“ここぞで爆発”
- 中域(800Hz〜1.5kHz)を前に出す
■ アンプ構成
ヘッド
-
Ampeg系(例:SVTタイプ)
- 理由:スティングレイの低音を潰さず、中域の押し出しが強い
-
代替:
- Darkglass Electronics(よりモダンで硬質)
キャビネット
-
4×10(パンチ重視)+1×15(低音補強)
→ ライブでは4×10単体でもOK
■ アンプ設定(目安)
- Gain:やや高め(軽く歪む寸前)
- Bass:12時
- Mid:2時〜3時(ここが肝)
- Treble:1時
- Ultra Low:OFF
- Ultra Hi:ON寄り
👉 “抜ける音”を最優先
■ エフェクターボード構成(シンプル&実戦型)
① プリアンプ/ドライブ(核)
-
Darkglass B7K Ultra
- 常時ON(軽く歪ませる)
- ソロ時はブースト
👉 この1台で音のキャラ完成
② コンプレッサー(裏方)
-
MXR M87 Bass Compressor
- アタックを潰しすぎない設定
- 粒立ちを揃える程度
③ 歪み(ソロ専用)
-
Pro Co RAT2(ベースでも使う)
- ソロ時のみON
- ザラついた攻撃性を追加
👉 「普段はクリーン寄り → ソロで暴れる」構造
④ ワウ/フィルター(表現系)
-
Dunlop Bass Wah
- ソロパートで使用
- ヘッド立てた状態と相性抜群


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